2025/09/28

オイルフィルターとオイルエレメントの違い|交換しないリスクと正しいメンテナンス方法

こんにちは!車検ハピくるです!
「オイルフィルターとオイルエレメントって何が違うの?」、「交換しないとどんな影響があるの?」と気になっていませんか?
車を長持ちさせるためには、エンジンオイルの管理だけでなく、オイルエレメントの交換も欠かせません。この記事では、オイルフィルターとオイルエレメントの違い、交換しないと起こるリスク、そして正しい交換方法について詳しく解説します。
読み終わるころには、車を良い状態に保つために必要な知識と行動が身につくはずです。特に車のメンテナンス初心者や、長く愛車を乗り続けたい方に役立つ内容となっています。

オイルエレメントとは何か?

オイルエレメントの基本的な役割

オイルエレメントは、エンジン内部を循環するオイルをろ過するための部品です。エンジンオイルは走行中に金属粉やカーボン、ゴミなどの不純物を含むようになります。これらを取り除かないまま循環すると、摩耗や焼き付きの原因になります。オイルエレメントは不純物をキャッチして、きれいなオイルをエンジンに送り続ける大切な役割を担っています。

エンジンオイルとの関係

エンジンオイルの品質がいくら良くても、エレメントが汚れていれば本来の性能を発揮できません。オイルとエレメントはセットで働くため、オイル交換の際にエレメント交換も推奨されます。オイルだけを交換してエレメントを放置すると、古い不純物が再びオイルに混じり、せっかくのオイル交換が無駄になることもあります。

オイルフィルターとオイルエレメントの違い

呼び方の違いと実際の意味

「オイルフィルター」と「オイルエレメント」は、実は同じ部品を指す呼び方の違いです。整備士やメーカーによって呼び方が異なるだけで、エンジンオイルをろ過するという役割は同じです。一般的には「オイルフィルター」という呼び方が広く使われていますが、日本の整備現場では「オイルエレメント」と呼ぶことも多いです。

部品としての構造と機能の共通点

両者とも、内部にろ紙(フィルター素材)が組み込まれており、オイルが通過する際に不純物をキャッチします。目の細かさや材質によって性能が異なりますが、どちらの呼称であっても構造や機能に違いはありません。そのため、呼び方の違いに惑わされず「オイルフィルター=オイルエレメント」と理解しておくと安心です。

オイルエレメントを交換しないリスク

エンジン内部の摩耗や劣化

オイルエレメントを交換せずに使い続けると、フィルターが目詰まりして本来のろ過性能を失います。その結果、金属粉やスラッジがエンジン内部を循環し、部品を摩耗させます。摩耗が進めば、エンジン性能の低下だけでなく最悪の場合は焼き付きや故障につながります。

燃費や加速性能への影響

汚れたオイルが循環すると、エンジン内部の動きがスムーズでなくなり、燃焼効率も悪化します。その結果、燃費が悪くなり、加速性能も低下します。日常的に車を使う方にとっては、無駄なガソリン代につながるため注意が必要です。

故障や修理費用の増大

オイルエレメントを交換しないまま使い続けると、小さなトラブルが積み重なり、最終的には大きな修理が必要になることがあります。例えば、エンジンオーバーホールや交換が必要になれば数十万円規模の出費も覚悟しなければなりません。定期的なエレメント交換は、このような高額修理を未然に防ぐ安価な保険ともいえます。

オイルエレメント交換の目安時期

距離・期間による交換基準

一般的にオイルエレメントの交換目安はオイル交換2回に1回と言われています。走行距離では10,000kmごと、または1年ごとが基準です。ただし、これはあくまで目安であり、車の使い方によって前後します。

車種や使用状況による違い

ターボ車や高性能車はエンジンに負荷がかかりやすいため、より短いサイクルで交換が必要です。また、市街地での短距離走行やアイドリングが多い場合もオイルが汚れやすいため、早めの交換がおすすめです。取扱説明書に記載されたメーカー推奨サイクルを参考にしつつ、整備士に相談して判断すると安心です。

オイルエレメント交換の正しい方法

自分で交換する場合の手順と注意点

DIYで交換する場合は、まず古いエレメントを外し、新しいエレメントを装着します。装着の際にはパッキン部分にオイルを軽く塗っておくと密閉性が高まり、オイル漏れを防げます。ただし、トルク管理や廃オイル処理など注意点も多く、初心者には難易度が高めです。

整備工場やディーラーに任せるメリット

プロに任せれば、正確な交換作業はもちろん、オイル漏れや劣化部品の点検も一緒に行ってくれます。費用は数千円程度と大きな負担ではなく、車検や定期点検の際に依頼するのが効率的です。自分で交換する時間や手間を考えると、整備工場に任せるほうが安心かつ確実といえるでしょう。

オイル交換と同時に行うべき理由

効率的なメンテナンスで車寿命を延ばす

オイルとエレメントを同時に交換すれば、エンジン内部をクリーンな状態に保ちやすくなります。新しいオイルを入れるのに古いエレメントを残すと、すぐに汚れてしまうため効率が悪くなります。セットで交換することでエンジン寿命を延ばすことにつながります。

コストパフォーマンスの向上

オイル交換時に同時にエレメントを交換すれば、工賃をまとめられるため費用面でもお得です。別々に交換するよりも、トータルコストを抑えつつ効率よくメンテナンスできます。結果的に燃費や故障リスクの低減につながるため、コストパフォーマンスが高い整備といえます。

まとめ

オイルフィルターとオイルエレメントは呼び方が違うだけで、同じ役割を持つ重要な部品です。交換を怠るとエンジン摩耗や燃費悪化、最悪の場合は高額修理につながるリスクがあります。交換の目安はオイル交換2回に1回が基本ですが、車種や走行環境によって前後するため注意が必要です。
効率よく車を長持ちさせるには、オイルとエレメントを同時に交換するのがベストです。日頃から正しいメンテナンスを心がけて、安心で快適なカーライフを楽しみましょう!